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不良の彼は 甘くて強引
第1章 プロローグ
柔らかな風
夢みたキャンパス
何もかもが新鮮な、初めての一人暮らし
わたしはこの春、第一志望だった某国立大学に合格して、輝かしいスタートをきろうとしている。
高3の一年間、勉強漬けの毎日は確かに辛いものもあった。
しかし勉強をすればするほど結果がついてくる
自分の目標に少しずつ近づいている──
そうなってくると、受験勉強もわたしにとってはそれほど嫌なことでもなかった。
──もちろん、誰しもが努力した分だけ結果がついてくるという事ではない。
小さな時から " 真面目 " に勉強してきた、彼女だからこそのこの結果だった。