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不良の彼は 甘くて強引
第15章 実家
というわけで、わたしは今
美佳ちゃんとショッピングモールに来ています。
目的は勿論、水着
持っていませんから。
これだけは実家に帰る前に買っておかないと…。
「水着売り場はここね」
美佳も同じ目的だった。
売り場にたどり着いた二人は一時解散、それぞれ勝手に見て回ることに。
《俺好みの水着でなかったら、その場ではぎ取るからな》
そんなことを真顔で言うもんだから怖くて仕方がない。
手直にあったものを手に取ってみる。
黒のビキニ…。
「ビキニじゃないとはぎ取られる気がする…」
もちろん柚子はビキニは着たことがない。
第一に匠の好みなどわからない柚子は途方に暮れていた。
「…柚子ちゃん?」
「…?」
あっ…
紗織さん……!!