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第24章 蜜なる時間

「はぁｯ…ﾊｧ…匠さんｯ…!」

ｸﾞﾁｭ....

「…ああんｯっ」

吸い付かれたそこは狂おしいほどの鮮烈な快感を突きつけてくる。


「…それダメｯ」

匠の口に包み込まれた突起は、彼の舌によって円を描くような優しい刺激を受け続けていた。

ガクガクと痙攣の止まらない下半身は、片足を持ち上げられたままでは彼女の身体を支えることができない。

匠の髪を弱々しく掻きむしっていた彼女の手が、背後の壁に添えられる。


「アっ…ﾊｧ……アっ!…やめ…てぇｯ……ああｯ…」


頭がおかしくなりそうなほどの羞恥と、あまりにも強い快楽に、彼女の乱れはますます激しくなっていく…。

そのか細い手が壁に爪を立てていた。




「……」

匠は何も言わない…。



「お願いｯ……アっ…アっ…やめて…っ」



自らの愛撫に乱れ鳴く

愛しい女……。



彼はただただ、身悶える彼女に酔いしれる──




ｸﾞﾁｭ...



一度枷を外された狼は

容赦なく可憐な獲物をむさぼり喰う。



忠告はすでに

したのだから───。