この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
不良の彼は 甘くて強引
第26章 連鎖
「──…!!?」
どうしちゃったの…?
「俺を許せ……」
「…匠さん…?」
絶対、何かがおかしい。
「謝らないで下さい…!」
頭上の顔に向かって、柚子は慌てて訴えかける。
それは、ただ彼の意外な言葉に驚いたからではなかった。
柚子は不安に襲われた。
その不安は……
そう
昨晩の、彼の激しすぎる愛撫を受けた時に感じた感覚──
まるで……
まるで今宵を最後に
わたしの前から──。
「……」
柚子の不安を感じ取ったか
匠は震える溜め息を漏らした。
...
「…もう、お前と会うのはこれが最後だ…柚子」