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不良の彼は 甘くて強引
第33章 甘くて、強引
抱き締めたまま暫く匠は動かなかった。
柚子のこめかみに軽く唇を当てると、その高い鼻を彼女の濡れた髪にうずめる。
「…?」
「このシャンプーは…何の香りだ」
「…これ?、これは…。──森の…香り…?」
「……」
「嫌いですか…?」
「…いや」
嫌いではない──
そう言って深く息を吸った匠。
「お前らしい…!」
「…っ…あッ」
耳たぶが、熱い息を零す彼の口にすっぽり覆われると、柚子はたまらず顔を背ける。
匠は両手で柚子の二つの膨らみを包み込み、耳を甘噛みするそのリズムに合わせて揉みしだいた。
「…ぁ…ァっ…はぁ…ッ」
再びくねり出す彼女の身体。
「……ふっ」
可愛らしいな
「…ぁッ…ん…」
「……」
…そろそろ、頃合いだろう。