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不良の彼は 甘くて強引
第33章 甘くて、強引


「…そろそろ俺も、狂うお前を見たくなってきた」

「…ハァ…え…ッ?」


胸から…くびれを通り腰まで続く曲線を、彼の指が滑り降りる。

そしてその手が柚子のパジャマとショーツをまとめて掴むと、匠は一気にそれらを引き下ろした。



緩めのルールパンツは何の抵抗もなしに脱がされ、彼女の引き締まった色白の太股が露わになる。


そして脱がすのと同時に

匠の頭も、柚子の下半身へと降り始めた──





「……!」



あ…そこは…っ



「──…駄目ですッ!!」




柚子は咄嗟に脚を固く閉じ、上半身をベッドから起こす。




「……」

「ハァ…そこは、駄目…ッ」


若干息を切らせながら足元の匠にそう言った。



そんな彼女に、匠はニヤリと笑みを返す。



「…相変わらず…、ここを舐められるのは嫌いか」


「だって……、恥ずかしいし、…汚いもの…ッ」


柚子は露わになったその場所を隠すように脚を折り曲げた。





恥ずかしい…?



それを聞いて
匠は不意に立ち上がった。




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