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不良の彼は 甘くて強引
第6章 忍び寄る陵辱の影


そこに写っていたのは

全裸の自分



その衝撃的な光景が彼女から悲鳴すらをも取り去ってしまう。

その…

足をM字に開いた彼女の姿はあまりにも卑猥で、言葉に尽くしがたいものだった。


「ひっ-…ッ!!」

反射的に写真を床に放り投げる。





「あーあ」




部屋に響く男の声に、柚子はとてつもない寒気をおぼえた。



「──…!!」


先程の案内をしてきた男が
いつの間にか部屋に入っている。



「あ、あなたは…っ…」

「ダメじゃないか投げたら…僕が一生懸命作ったのに」

「…!!!」

「これ合成なんだよ! 全然わからないでしょ!?」


まるで子供が親に自慢するように嬉しそうに話し始めた。


「僕は沼田トオル。トオル君って呼んでよ」


沼田と名乗ったその男はメガネの奥をぎらつかせ、怯える彼女に向かってゆっくりと歩いた。



「これから、僕のおもちゃになるんだからさぁ」



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