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不良の彼は 甘くて強引
第33章 甘くて、強引
思わず出た心外な言葉に、柚子は顔を赤くする。
「……」
だが匠がそれについて何かいう事はなかった。僅かな間をおいた後…同じ行為を繰り返す。
柚子はまた身悶え始めた。
前を見れば、舌を這わすその男と目が合ってしまい
目を閉じれば、クチュリという淫らな音と蜜の匂いをより鮮明に感じてしまう。
視覚、聴覚、嗅覚…
あらゆる神経を一度に犯され
理性が崩れ落ちそうだ…。
それでも匠は
彼女にイクことを許さない。
「…ぁぁッ‥もう…っ…もう…やめて…ッ」
それは果たして、舐めることをやめて欲しいのか
寸前で止めることを、やめて欲しいのか──
「……ッ」
何度目かの寸止めの後
匠はようやく柚子を解放する。