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第33章 甘くて､強引

「…あぁｯ……ﾝ!…っ…」

彼の堅くなったﾓﾉが強く擦り付けられて、柚子の腰が浮いてしまう。

匠は捕らえた彼女を離さなかった。


「…どこまでも…そそる女だ…っ…」

柚子が好んでフェラをしたがる女でないことは既に知っている。

そのいじらしい彼女の決意が匠の頬を緩めさした。



──だが、今はそれは却下だ。




「…ﾊｧｧ…ﾊｧ…あｯ……激しすぎ…っ…です…!!」


割れ目に沿って前後の摩擦を繰り返し、時折、ぷっくり膨れた敏感な突起を押し潰す。


「…っ…言ったろう……狂うお前を見たいと…」

「…だけどｯ…アっ…」



今までに散々、焦らされ続けた柚子──

やっとあてがわれたそれに
疼く身体はもう限界だった。



そして、それは匠も同じ



腕の中で悶える愛しい女に
彼の雄の本能が猛り狂う。



「…挿れてほしいか」

「…!…ﾊｧ……ぁ…っ」

「……っ」


そういえば

ここでなかなか素直にならないのが、お前だったよな───





「──…ﾊｧｧ」


身体に巻きつく彼の腕を握った柚子。



匠は擦りあげる動きを止めると、ゆっくりと…彼女の中に自身を突き入れる。