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不良の彼は 甘くて強引
第33章 甘くて、強引
焦らされ続けたその身体
枷を外された彼女の想い
…準備は既にできている。
「…ぁぁッ…ハァァ……アっン‥…あッ…あ…」
腰の動きが徐々に強まり始め
柚子は切なく喘ぐ。
もうわたしを押さえつけるのは、彼の腕だけ。
「……っ…それでいい…!」
軽く小突けば零れる
悲鳴にも似た短いヨガり声。
弱点を責めれば苦しげに身悶え
優しくこね回せば甘く溜め息を漏らす。
今の彼女は紛れもなく
匠のもの。
愛を貪るこの男の手に落ちた
可憐な獲物。
望んだのはお前だ…。
なら俺は、その身体に全力の愛を注いでやる。
たとえそれが歪んでいようが
此処は俺のテリトリーだ。
お前に
逃げ道など与えない…!!