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不良の彼は 甘くて強引
第33章 甘くて、強引
匠は片腕を柚子の下半身へと伸ばし、大きく突き出た秘部の突起を探り当て
そして彼女の愛液をすくい取るとその場所に擦り付けた。
「…ハァァッン…」
指の腹で突起の根本を上下にすばやく擦られ、柚子は細い喉元を仰け反らす。
その裏からは、浅く入れられた彼のモノが強弱をつけて柚子の柔肉を練り上げていた。
もう───
彼女には、自分が何処にいるのかもわからない。
目を閉じ、切なく顔を歪め
匠の愛撫を全身に受け続ける。
時折、泣くように彼の名を呼ぶのは
そうしていないと本当に意識が飛んでしまうからだ…。
そうやって彼女が呼び掛けるたびに、余裕のなくなった匠の声がそれに応える──
その声がまた、柚子の身も心もとろけさせ甘い世界に引き戻した──
そしてついに
その時はおとずれる
「…ぁ……ぁぁッ…んッ‥‥…ハァァ‥っ…」
全身の血が熱くたぎり、高鳴る鼓動が頭の中を支配していく…
「……あぁ…っ……ハァァ…ァ…匠…さン…ッ…!」
最後に柚子はもう一度
男の名を口にした。
「…っ…ハァッ…──」
荒く息をつき、呼ばれた男は彼女の耳元へ口をよせた。
「…ン…ッ…ぁぁ…」
「‥っ」
「…ッ…ハァ…」
「…、…柚子…!」
「──…!」
自分を呼ぶ彼の声
それを聴いて
柚子は静かに絶頂を迎えた───。