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不良の彼は 甘くて強引
第34章 もう一度…
「…帰って来ないなどと誰が言った…!」
「……!」
「転入期間は二年」
「二年…」
「向こうを卒業した後は、日本に戻って医師免許をとる」
「…医師免許を…?」
「次にお前と会う時には、俺は医者になっている」
「……」
「…それまで俺を待て」
柚子から目を離さずに、彼女を落ち着かせるように語りかける。
「…でもっ」
柚子は首を振った。
「わたしは匠さんから逃げようとするかもしれない…!」
「……」
「ちゃんと…っ側で捕まえていてくれないと…!!」
行ってほしくない…
その想いがにじみ出ている。
「俺から逃げる…?」
匠は柚子の肩を掴みベッドに押し付けた。
「──…有り得んな」
そうして
彼女の口に舌を差し込む。
「…っ…ン…」
暫く絡めて弄んだ後、彼は舌を引き抜いた。