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不良の彼は 甘くて強引
第7章 愛か怒りか苛立ちか


柚子の顔は、涙でぐちゃぐちゃになっていた。


「何が悲しくて…それほど涙を流している」


問いかける声にはどこか苛立ちのようなものが現れる──

柚子の目は匠に向けられる事はなく、床の一点に向かって目を見開いていた。


「……ああッ!!」

「答えろ」


柚子は何も言わない…

ただ逃げようともがきながら制止の言葉を叫んでいた。


「…嫌!!…やめて……!!」




痺れを切らした匠は、彼女を立たせバスルームの壁に押し付ける。



「答えろ」

「……!!」


答えぬ彼女を匠の右手が責め立てる。



「…や…あッはぁ…!!!」

「……泣く権利があるのか、お前に…」

「……!?」


匠は冷たい笑みを浮かべた。


「何が悲しくて泣く、こんなに…こんなにお前のココは潤っていくぞ…」

「……!!…ン…アっ…!」


事実、その身体から白濁液があらかた出終わると…変わりに彼女自身の蜜が匠の掌を濡らしていた。



「…はぁ!!!…あッ」


柚子は身体をよじらせる。

その時──



ヌプッ....



「……あぁ…ッ!!」


トロトロになった彼女の秘部に、匠の陰幹が突き刺さられた。




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