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不良の彼は 甘くて強引
第7章 愛か怒りか苛立ちか


「…無理やり犯されながら大した乱れようだな…。あ?奴にもこうやって誘ったか」


"奴"というのは沼田のことだ。


「誘ってなんか、ない…あぁ!!」

「そうか?こんなに俺のモノを締め付けておいて…っ…」

「…ちがっ…!!」


突かれながらも、必死に否定を続ける柚子。


「奴には、何をされた……」

「…ハァァ…あッ…」

「答えろ…!」

「…あぁ!…胸を!触られて…//…ハァ……あ!」


思い出したくもない記憶が
彼女の脳裏に浮かぶ。



「アソコを…舐められた…のッ、あぁッ……アっ」

「まだ…あるだろう」

「……恥ずかしい格好して、…言いたくない事いっぱい言わされて…ッ!……写真も…動画も…携帯で撮られて‥‥、あ…やめ、てぇ…っ」


抵抗する力のない柚子は匠の尋問にありのままを告白する。


「……それから…、挿れられて、…ハァ‥‥中に出されたの…中に、何度も…!!」




言ってる内に

どうしようもなく悲しくなってきた。




「──…」




「…何を泣いている…!!」



告白を終えた柚子の目から落ちる涙に、匠から同じ問いが繰り返された。





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