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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第32章 思い出づくり
「あっ・・・・」

驚いて見上げると、竹内の顔がそこにあった。

『ほらぁっ・・・・返事は?』

「ひっ・・・」

女の声とも思えないほどの粗暴な響きに思わず肩をすくめると、倒れるように男の胸に身体を預けた。

ムッとする体臭とタバコの匂いに何故か安心する香奈子は、そんな自分の心の変化にも気づかずに男の太い腕越しにステージに視線を戻した。

『ああっ・・・・は、はいっ・・・』

縛られた女は苦しそうに声を出したが、そんな事で許される筈もなかった。

『返事だけじゃ、駄目だろう・・・ん?』

背後から抱きしめるシルクハットの男が助け舟を出すと、女はぎこちない言葉で声を震わせるのだった。

『い・・・・いいっ・・・・で・・す』

ようやく漏らした声に、場内から一斉にため息が聞こえた。

『す・・・・すご・・・・く・・・ふぅ・・・・んんっ』

途切れ途切れの言い方が妙にリアルで、興奮を誘う。

『き、気持ち・・・・いい・・・で・・・す』

固唾を飲んで見つめる香奈子は、女の気持ちが痛いほど分かった。

いたぶられる快感が、徐々に目覚めてきているのだ。

『あうっ・・・・はうっ・・』

コックの動きは益々激しくなり、ヴァギナから透明なしぶきが飛び散っていく。

『ああっー・・・』

もう少しで絶頂に達しようとする寸前に、コックが引き抜かれた。
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