この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第1章 幸せの風景(第一部)
『フフフフ・・・』
寄り添う母と娘は、顔を見合わせて微笑んでいる。
二人がいる。
幸せの風景がそこにあった。
晴彦は、それが儚く危ういものに感じた。
果たして、二人が本当に自分の家族であるか自信が無くなる程、愛らしい親子である。
美しく若々しい妻は、他人が見れば母よりも姉に思える事だろう。
事実、16歳の娘である圭子に対して母の香奈子はまだ34歳なのだった。
普通の女性なら早く子供を生んだとしても、せいぜい小学校低学年くらいなのに。
「さっ・・・食事にしましょう」
母に促され、圭子も席についた。
青磁のティーポットから注がれた熱い紅茶を一口すすると、母を見た。
「あら、これ・・・?」
「そう・・・・昨日、竹内さんから頂いたお茶よ・・・」
「ふーん・・・」
男の名を聞いた時、晴彦には娘の表情が一瞬曇ったように見えた。
「どう、お味は?」
香奈子が興味深そうに聞く。
「うーん・・・・少し薬みたいな匂いがするけどぉ・・・」
カップを弄びながら呟いている。
寄り添う母と娘は、顔を見合わせて微笑んでいる。
二人がいる。
幸せの風景がそこにあった。
晴彦は、それが儚く危ういものに感じた。
果たして、二人が本当に自分の家族であるか自信が無くなる程、愛らしい親子である。
美しく若々しい妻は、他人が見れば母よりも姉に思える事だろう。
事実、16歳の娘である圭子に対して母の香奈子はまだ34歳なのだった。
普通の女性なら早く子供を生んだとしても、せいぜい小学校低学年くらいなのに。
「さっ・・・食事にしましょう」
母に促され、圭子も席についた。
青磁のティーポットから注がれた熱い紅茶を一口すすると、母を見た。
「あら、これ・・・?」
「そう・・・・昨日、竹内さんから頂いたお茶よ・・・」
「ふーん・・・」
男の名を聞いた時、晴彦には娘の表情が一瞬曇ったように見えた。
「どう、お味は?」
香奈子が興味深そうに聞く。
「うーん・・・・少し薬みたいな匂いがするけどぉ・・・」
カップを弄びながら呟いている。