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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第12章 母の携帯電話
「ホッー・・・・」

ベッドに腰掛けると、深いため息が自然と漏れた。

手の平にある携帯電話の画面を、複雑な表情で眺めている。

今からする行為が果たして良い結果を生む事になるのだろうか。

母のプライバシーを暴く事になる。

深く追求すればするほど、不幸になるような気がする。

(でも・・・もう、遅い・・・)

そう、少女は見てしまったのである。

『あんっ・・・・いいっ・・・・ああ、いいっー』

男と交わりながら絶叫する母を。

しかも、その相手はあの竹内なのだった。

(どうして、あんな奴と・・・・?)

今、圭子が最も嫌いで、おぞましく感じている人間である。

「嫌いっ・・・大嫌い・・・」

男の顔が脳裏に浮んで、思わず首を振った。

今日は圭子にとって生涯で最悪の日だった。

電車の中で痴漢にあい、身体を弄ばれてしまったのである。

慣れない満員電車で身動きが取れなかったせいもあったが、原因は遠からず竹内にあったと少女は考えていた。

昨夜、矢島家を訪れた男に圭子は夢でうなされる程に、その毒気に当てられてしまったのである。

『んぐぅっ・・・』

唇を奪われるという忌まわしいシーンは、竹内への嫌悪感を一層増幅させる事になった。

(それなのに、わたし・・・)

少女はどうしても納得がいかなかった。

男を拒否すればするほど、身体が反応していたからだった。

『こ、こんなに濡らしやがって・・・』

勝ち誇ったように呟く男が竹内に重なる。

『い、いやぁ・・・』

恥ずかしさに声を震わせながらも、愛撫を受け止めていた。

露になったバストを揉み解されると同時に、パンティーの中へも太い指が伸びていた。
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