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レモンティーな朝焼け―母娘調教―
第14章 二度目の訪問(第三部)
(フンッ・・・・)

おろおろする婿の態度や表情に、香奈子の父は鼻を膨らませた。

(男のくせに、情けない奴だ)

『言っとくがな、娘の婿だからと言って甘やかしたりはしないからな』

(この際、徹底的に釘を刺しておかねばな)

『いや、むしろ婿だからこそ、私の後継者にふさわしい男になってもらわなくては駄目だ』

晴彦はオドオドした視線を、香奈子に何度も投げていた。

だが少女は動じず、まるで母のように夫になる年上の男に薄い笑みを返していた。

(か、香奈子・・・)

それは、男を完全に自分のものにした勝利の笑みのように晴彦は思えるのだった。
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