この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
新解釈 紺屋の女房
第7章 エピローグ
久蔵と高尾が初枕を済ませた翌日、
染物屋「紺屋」は臨時休業となった。
ささやかではあるが二人の祝言を催したのだ。

身内の者は、高尾が遊女あがりと聞かされていたので
あまり乗り気ではなかった。
遊女は梅毒持ちが多いからと
あからさまに不機嫌な人もいた。 
しかし、上座に座るお似合いの二人をその目で確かめ、
おまけに腰が低くて、
よく気がつく高尾を
紺屋に嫁いできた嫁として認めさせるには充分だった。
その次の日から紺屋は通常営業に戻った。
花魁暮らしが長かったからと
庶民の暮らしに慣れるまで母屋でゆっくりしておればいいと
吉兵衛をはじめ、お玉や久蔵は気を使ってあげようとしたが
「この店に嫁いできたからには
一刻も早く客商売に慣れとうござんす」と
姉さん被りをして、せっせと接客をした。
ただ、郭言葉(くるわことば)を使うので
遊女上がりだと小馬鹿にする客もいた。
しかし、大半の客はそんなことを気にする人はいなかった。
逆に郭言葉(くるわことば)が面白いと客が押し寄せ、
どんどんと紺屋は繁盛した。
/50ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ