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第2章 Day 1

とはいえ、不倫に走るなどという大胆なことなどできる勇気もなく、30も半ばを過ぎた自分に誰が関心を持ってくれるだろう？という気持ちもあった。

必然、真子の欲望は自分自身へと向かい、夫のいない平日、お昼を過ぎて気だるさを感じ始めると、一人ベッドに入り、自分を慰めるのが日常となっていった。

自慰行為に耽るというのも少し前の真子には思いもつかなかったことであったが、いざその世界に入ってみると、誰にも邪魔されない陶酔感、自身の理想の愛の行為を演出できる自由さが真子を虜にし、夫のいない日はほぼ毎日、その世界に足を踏み入れた。

日々、妄想の男は入れ替わり立ち代わり登場し、真子を快感の境地へといざなった。

真子はさまざまな性技により絶頂の境地を知り、自身の感度が回を追うごとに高まっていくのを自覚していた。

それで十分なはずだった。。。。。