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好きになってくれてありがとう
第3章 プロポーズ



「専業主婦?!」

上司に向かってタメ口を使ったことに焦ってすぐに訂正した。


「部長、専業主婦とは何でしょうか。」

「専業主婦は家事(炊事、洗濯、掃除、買物、家計管理)や育児に専業する女性のライフコースの一名称のことだな。」

「いや、そういう意味ではなくて。」

「すまん、ちょっと順番を間違えた。」

「順番ですか?」

「月島。俺と結婚してください。」



理解することができずにしばらく言葉を発することを忘れてしまった。

結婚…誰と誰が??


「部長、さっきもお話しした通り私は昨日フラれたんです。」

「それはさっき聞いた。だから伝えたんだ。

月島、君が俺の部下になって8年。
新入社員として入ってきた時から君のことが好きだった。

でも想いを伝えてないときに彼氏がいると噂で聞いた。」


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