この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
好きになってくれてありがとう
第3章 プロポーズ
なんだかこっちも恥ずかしかったけどそのまま館内を歩いていろいろ見て回った。
水族館なんていつぶりだろう。
大きな魚を見たり小さな魚の大群を見たりラッコがいたり…
幻想的な空間を作っていたのはクラゲだった。
ライトアップされた水槽がすごく素敵だった。
こんな場に連れてきてくれた部長には感謝だ。
本来なら家電を買って家に帰り寂しく過ごしていたに違いない。
元カレと住んでいた部屋にあのまま住み続けるのは気が引けるけど意外に気に入ってる部屋だし職場にも近くて便利もいいから引っ越しを考えたくなかった。
「あ!家電!!」
「そろそろ戻るか?」
「はい!炊飯器とオーブンレンジとテレビ買わないと行けないので戻りたいです。」
分かった。と言った部長はまたそのまま出口に向かって私の手を繋いだまま歩いていく。
急な展開だったけど楽しかった。