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好きになってくれてありがとう
第3章 プロポーズ
だから素直にありがとうございますとお礼を言った。
それでいい。月島は俺に甘えてくれていい。大歓迎だと笑っている。
食事を終えると部長はタクシーでマンションまで送ってくれた。
マンションの下でいいと言ったのにわざわざタクシーを一緒に降りて部屋の前まで付いてきてくれた。
「中に入って鍵をかけたら俺は帰るから。
今日は付き合ってくれてありがとな。」
「こちらこそまたご馳走になっちゃいました。ありがとうございました。美味しかったです。
わざわざ送ってくださりありがとうございました。おやすみなさい。」
「あぁ、おやすみ」
本当に鍵をかけるまでここにいそうな気がして私は部屋に入り鍵をかけてドアスコープから覗くと帰っていく部長の姿を確認できた。
帰っていく姿を見て少しさみしく思えた。
でもさらなる事件が私を襲う。