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好きになってくれてありがとう
第4章 元カレ襲来


次の休みの日、朝10時過ぎに部長の幼なじみの男性が鍵の交換にやってきてくれた。


「俺は翼の幼なじみで岸慶太。
月島さんは心配しなくていいよ。ここの管理会社には連絡して鍵交換のことは伝えてあるから。」

そう言いながら名刺を一枚くれた。
そこには岸さんの名前が書いてあり携帯電話まである。

「翼に何かされたらいつでも連絡して。俺がぶっ飛ばしてあげるから。」
なんて笑いながら言われたけど…


「あの、部長にも費用はいらないって言われたけどそうはいきません。
きちんと支払わせてください。」

こちらの都合で替えたんだからちゃんとしたかったのに取り合えってはもらえなかった。

どうやら部長から何が何でも費用は請求するな。こっちに回せと圧力をかけられたと笑いながら言っていた。

部長、何から何まで本当にすみません。


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