この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
見習いドS彼氏
第7章 羞恥水族館
ぐったりとした奈緒の手首を解き、智輝は夢中で奈緒の唇を吸い上げた。
抱きしめられながら口中を舐め回される奈緒は心からの幸せを感じていた。
鬼畜な責めの後の溺愛は蕩けるような極上の幸せをもたらしてくれる。
手の痺れも構わず奈緒も智輝に抱きついた。
ベッドの上で上になったり下になったりと転がりながら二人は深いキスを愉しんだ。
じゃれあうようなその抱擁が気持ちよすぎ、しまいに二人はベッドから転げ落ちた。
しかしそれでも二人はきつく抱き合い、床の上を転がりながらキスと抱擁を続けていた。
そして再び硬直した智輝の反りを奈緒が自ら中に導き、SもMもない愛し合うセックスを愉しんだ。
キスをしたままヌックヌックと繋がっていることを確認しあう交わり。
肉体的な快楽を追い求めるわけでなく、恥辱に震える快楽を求めるわけでもない。
精神的な充足を得るための交わりだった。
とはいえその繋がりも永遠ではない。

「奈緒っ……ごめん、出そう」
「うん。いいよ。好きなときに出して……」

二人だけの世界に陶酔しきった空気の中、二人は囁きあう。

「外に出すよ……」
「えー……中がいいのに……」
「駄目。中は……結婚してから……」
「……うん。わかった……」

さりげなく会話に乗せた結婚という言葉に二人は胸をときめかした。
情事の際の言葉など、何の拘束力もない無責任な言葉だが、それでも二人は気持ちを高ぶらせた。

「あっ……イクっ……」
「あんっ……」

智輝は腰を引き、溜まったミルクをびゅるっと奈緒の腹上に注いだ。

「熱い……」

奈緒は照れたように笑いながら智輝に注がれたミルクを指で掬った。
その脳内では智輝の囁いた『結婚』という言葉がぐるぐると回っていた。

/298ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ