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見習いドS彼氏
第8章 『飼い主』
再び意識が戻ると奈緒は薄暗い部屋の中に座らされていた。
肌寒く、自分が服を着ていないことに気付く。

「お目覚めかな、ドM姫」

薄明かりで写し出されたシルエットを見て奈緒は息を飲んだ。

「あ、綾宮先生っ……」
「さすがのドMの奈緒もスタンガンの刺激は強すぎたかな?」

薄い笑みを浮かべながら綾宮が近付く。

「いやっ!! 来ないでっ!!」

逃げ出そうとして身体が縛られていることに気付いた。

「どうした? 奈緒は私に弄られるのが大好きだったろ?」

頬を撫でられ奈緒は恐怖で目を強く閉じた。

「どうしたというのかな?」

声色は優しいまま綾宮は奈緒の頬を潰すように掴んだ。
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