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第5章 夏休み②澪の絶頂

澪はそんなに早くに…と思い空から不動産情報が必要なら渡すと言うが澪は普通受験なのでこの時期にマンションを決める事は残念ながら出来ない…

とは言え後々役に立つ可能性があるからと合格したら残って居るのをピックアップして渡す約束をした…

先生から家庭の事情もあるからギリギリまで欲しい時は送ってくれるとの事だった…

そしてもう一つは澪にとってあまり良くない内容で陸上のトレーニングメニューを始めると言う…どの程度時間が無くなるのかは分からないが…

澪には頑張ってとしか言えない…

空は翌日からメニューに沿ってトレーニングを開始した…学校のグランドを使って良いと許可を得て器具類も自由に使って良いとありがたい話しを聞いたので飛んで行った…

午前中いっぱい目一杯汗を流してメニューが相当キツイ物だと知ったが全く止めるつもりはなかった…

そしてそれを澪にLINEでやり取りの中で教えてやると…弁当を作って少しだけでも見たいと言うので雨以外は毎日やっている事とを教えた…

空の意識が澪から陸上に向いてしまって少し不安になったが翌日汗だくになって走る空の姿を見てドキドキして昔もこうして見ていたと思い出す…

澪が欲張り過ぎていた事を痛感して…大学でも今のペースで会えてデートも出来勉強も一緒に出来ると思っていたが陸上で推薦される空はそっちが優先されると少し寂しいと思っていた…

空が終わって着替えて澪のところに来て…

空「？？お待たせ…」

澪「お疲れ様…どこで食べる？」

空「うーん…暑いからなぁ…屋上行こうか？」

あそこには日除けがされているから直接日を浴びる心配もうないし風もあればそれなり過ごせると踏んだ…

そして空は澪が何かおかしいとすぐ気が付いた…

とは言え聞いて正直に答えてくれるかは別だったのでその日はそのまま楽しく過ごし誰も来ない事でキスもした…空は午後から用事があって澪と駅で別れた…

澪は大学の陸上はどんな風になっているのかを少し早いが調べた…内容は高校とそう変わらない事…ただより高度なトレーニングと分析などがされて効率的にトレーニングをする…

その内容から澪は少しホッとしたがこの時期に始めたトレーニングが気になった…