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第9章 新生活と空の部屋

茉莉花「もらった奴は親に渡してその後は知らないって…相手の名前も知らなかったみたい…」

澪はそう聞いてホッとはしたが大学に行ってもそう言う事がたくさんあるかもしれない…

それを思うと会って確認したい…空は嘘は付かないし態度で示してくれるから会えば分かる…

澪自身もそう変わらないのは本人だけ気が付いて居ない…

高校の時は空がいた事で皆遠慮して近寄って来なかっただけだと知らないし空がずっと牽制していた事も大きい…

元は海斗達に言われて困らないようしていたが次第にそれが皆の牽制に取って代わり誰も近寄って来なかっただけ…

澪が悶々としてる間、空は…

空は部屋に入って荷物を下ろして部屋を見渡しほぼ実家の部屋に近い配置で少し違うのはドアの横に冷蔵庫とレンジ、炊飯器などがある事で冷蔵庫を開けても何も入っては居ない…

空は部屋の足りないモノを買い出しに行こうと財布と携帯を持ち必要なモノを携帯にメモして駅の近くにあるスーパーに向かった…食品売り場はもちろんドラッグストアなど色々複合して入っているスーパーなので日用品はほぼここで揃う…

親から不足分は買いなさいと少し大目にお金を預かっていた…一度で済ませたいとメモを全て買ってふと思い出したようにドラッグストアに入って歯ブラシを追加してコンドームも売っていたのでそれも一箱買い百均でマグカップを２つ購入した…

澪が泊まりに来た時に困らないよう…

両手に荷物を提げて帰宅して荷物を収納して行く…もちろん自炊するつもりで米や調味料などもキチンと購入した…材料は買って来なかったが…

あとは飲み物を数本買い嵩張る物はネットで購入した…予め登録し直していたので実家に届く事はない…

空「…はあっ…終わった…色々面倒くさいな…腹減ったし…」

そう思い今日くらいは外食で済ませてしまおうと近場を検索した…

ジャンクフードなどには事かかない…あとは居酒屋なども多数駅前にあり空はご飯がお代わり自由の店を選択してそこで晩飯を食べ周りを確認しながら帰宅した…

風呂もトイレとは別になっているが当然狭いが1人なら十分だと思った…来たばかりだからと湯船を溜めて浸かり…

空「ふう…これ…澪と入れないかなぁ…」

そんな独り言を言って上がるとその澪からのLINEが来て写メなど送りしばらくやり取りして空は新しいベットで眠りについた…