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第15章 その後①

澪「うん…凄い綺麗…空…ありがとう…」

空「クス…来年も見に行く？」

澪「！！…う、うん！」

外で外食をと思っていたが澪が少し前にクリスマスは澪が作ると言うので空は笑って頷き楽しみにしていると告げてあったのでそのまま澪の部屋に行くと色々用意してくれたらしく手際よく数品の料理をテーブルに置いて2人で食べ…片付けを済ませて空の部屋に帰る前に…

空「澪…メリークリスマス…」

そう言って小さな箱を澪に渡す…

澪「！！あ、ありがとう！あっ私も…空…メリークリスマス…」

そう言って隠していた少し大きな箱を空に渡し…互いに開けて…澪がくれた物は手編みのマフラーと空が高校の時から気にって使っているシューズが入っていた…

空「！！…澪…これ…スゲ〜嬉しい…サンキュー！」

そう言って顔を上げて澪を見ると箱を開けた澪がそれを見て泣いていた…

空「あっ…ちょっ…澪？」

空は慌てて箱とマフラーを置いて澪を抱き寄せ顔を濡らす涙を指で拭いて…

空「なんで泣くんだよ…ホラ…もう泣くなって…」

澪「ううッ…ヒック…だ、だって…う、嬉しくて…」

空「…そっか…喜んでくれたならいいや…だから泣くな…」

空は結局澪に指輪を贈る事にした…メッセージ付きで…

『メリークリスマス・澪…愛してる』

そう書いてファッションリングだったが澪に似合うのを選びその時にメッセージも添えられると言うので凄い恥ずかしいがそう書いて貰い一緒に入れて貰った…

空は当然そんな言葉を人に贈った事は無く…言った事もない…

しかし澪にはそう書いて贈る事にした…

澪は空から貰ったプレゼントが嬉しくて何が入って居るのかドキドキしながら箱のラッピングを丁寧に剥がして箱を開け可愛い小さな箱が中に入って居てその上にメッセージカードが付いていて澪は先に箱を開けると可愛いファッションリングがハマっていてもうそれだけで大声で嬉し泣きしそうだったが…

…あっメッセージカード…

そう思って箱からそれを外し開いてメッセージを読んだ側から涙が溢れて止まらない…

空が慌てて抱き寄せて涙を指で拭いてくれる…

しばらく空の胸元で嬉し泣きして顔を上げ…

澪「空…私も…愛してる！」

空「！！…クス…チュ…サンキュー！ほら顔洗って俺んち行こう？」

澪「う、うん…」