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第5章 夏休み②澪の絶頂

そう聞かれて澪は空の方を見る… 軽く首を振って茉莉花を見て…

空「俺達は構わないけど…隣の彼氏は大丈夫なのか？」

茉莉花「えっ？」

少しビックリした顔をして横を見るとフイっと顔を逸らす海斗に苦笑する…

茉莉花「…えっ…海くん…いやだった？」

海斗「茉莉花がいいなら俺は良いけど…」

言葉と態度が合って居ない…

澪「茉莉花…ごめんね？今日はやめとくよ…」

茉莉花「……うん…その方がいい見たい…クスクス」

そう言うと茉莉花は海斗に手を取られて空に手を上げ挨拶してさっさと屋上から出て行った…

空「あはは…久しぶりにアイツが拗ねてるの見たな…クスクス」

澪「怒ってたんじゃ無いの？」

空「怒ってたら手握って米神に血管浮くよ…アイツ…」

澪「…そうなんだ？こわ〜」

空「クスクス…1番は陸さ…」

澪「空君は？」

空「俺？うーん…怒る理由で変わるかな…基本は2番…海斗が止める役…陸はイケイケ…俺は半々かな？」

澪「？？半々？」

空「そう…イケイケの時と止める役の半々…」

澪は空が怒ったのを見た事がない…

そんな話しをして昼食を食べて今日はもう受ける講習はない…明日は夕方までみっちりある…

しばらくして…

空「…澪…俺んち…来る？」

澪「！！えっ？行ってもいいの？」

空「クス…別に良いよ…図書館でまだ勉強してもいいけど？」

澪「空君の部屋見たい！！」

空「クス…何にもねぇよ？漫画が少しあるだけで…」

そう言って行こうと立って手を繋いで空の家に向かう…

空「あっ…お袋は居るけど…気にしなくていいから…」

そう言われたが澪は少し緊張する…

空の家は住宅街にあり少し大きな家だった…

空は玄関を開けて…

空「ただいま〜」

澪「お、お邪魔します…」

空の声に奥のドアが開いて空が連れて居る女の子を見て…

母「いらっしゃい…空…彼女？」

空「そう…雨宮澪さん…」

澪は少し緊張して自己紹介して頭を下げた…

母「クス…空…変なことしちゃダメよ？」

空「？？変なこと？しないよ…行くところ無くてさ…いいでしょ？」

母「ええ…遅くならないようにね？」

そう言って戻って行った…

空「悪い…ほら？行こう…部屋見るんだろ？」

澪「あっ…うん！」