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私は管理人
第8章 ホストの向井くん
ラブホ街でタクシーを降りると
一番近いホテルにそそくさと逃げ込むように入りました。
どのホテルにしようかなんて迷っていて
どこの誰に見られるかわかったものじゃありませんでしたから。
ホテルのロビーで「この部屋にしよう」と向井くんが選んだ部屋はVIPルームで小さいなりにもプールが設置されていました。
ラブホでプール遊びなんて…
わたしはドキドキして彼に導かれるまま
その部屋に足を踏み入れました。
プールと言っても水深は浅く
5メートル四方の大きな浴場みたいなものでしたが
わたしたちは興奮してしまいました。
「管理人さん、泳ぎましょう」と
そそくさと脱衣する向井くん…
ムードがないったらありゃしません。
「脱がせてよ」
わたしは彼に抱きつきました。
すでにトランクス一枚の彼は
抱きつかれただけで
ギンギンに勃起し始めました。
「感度がいいのね」
「管理人さんが素敵だからですよ」
「その管理人さんというのはやめてよ」
「じゃあ…なんて呼べば…」
「紗耶香よ。わたしの名前は紗耶香…
だから名前で呼んで頂戴」
「わかった。紗耶香、素敵だよ」
名前を呼び捨てにされて
わたしはドキドキしてきちゃいました。