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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第7章 【Chapter7/幸運を運ぶのは……】
何とか休みを合わせて久しぶりに昔住んでた集合住宅へ行ってみた。
「えーっと、これは……どういう事カナ?」
「紘子が帰ってくるんでしょ?皆居た方が良いと思って」って透真くん!
そういう事じゃなくて!
京ちゃんに「言ったな?」とドスの利いた声を掛けると怯んでる。
「でも俺の彼女として紹介するんでしょ?皆の前で」とか言われたら言い返せぬ。
結局皆で里帰り…みたいになってるじゃん。
手土産持って途中から見慣れた懐かしい景色についついはしゃいじゃったけども。
「えっっ!!紘子ちゃん!?うわ、すっかり美人さんなっちゃって〜!」
「ご無沙汰しております、京ちゃんママ…てのはおかしいか」
「いやいや、昔の呼び名でいいのよ、あら〜お父さん見てくださいな、あの紘子ちゃんよ〜」
見せもののように次々と透真くんやら皆の両親も出てきた。
「紘子ちゃんかい?」と声を掛けられ順番に挨拶する。
小3までのお付き合いだったのにも拘らずここまで歓迎ムードな事に感動すら覚える。
皆さんに良くして頂いてて優しかった事しか思い出せない。
当時は皆の家を行き来してて共働きだった私の両親が帰ってくるまでどこかしらの家で面倒を見てもらってた記憶がある。
「お母さん元気?」
「はい、今はもう再婚してて新潟の方に」
「そう、じゃ、紘子ちゃんはこっちで一人暮らし?」
ニコニコと聞いてくる京ちゃんママの顔も昔とそれほど変わらない。
就職はこっちで受けたと話した。
ワチャワチャと質問されていたら京ちゃんが咳払いして「あのさ!」と割って入ってきた。
「まぁ、立ち話もなんだから家入る?」
「そ、そうね、そうしましょう、紘子ちゃん、懐かしいでしょ?入って入って」
結局また京ちゃんの家に皆が集合する形に。
といっても京ちゃんのご両親と透真くんたちだけだけど。
「後でうちにも寄ってってね」と言われてご両親'sとはお別れした。
食べきれないほどのお料理が並んでいて再開の祝杯なんかをあげている。
「パパさん、お酒大丈夫なんですか?昔、通院してましたよね?」
アレ……違った?
皆がフリーズして私を見入っている。
確か私の記憶だと昔、肝臓壊したとかでお酒控えてたような。