この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第7章 【Chapter7/幸運を運ぶのは……】
「ワハハ!そんな事も覚えてくれたの?嬉しいなぁ!大丈夫、量はちゃんと守ってるからね?母さんがストップかけたらもう飲まないよ」
「良かった……エヘヘ、あ、注ぎます」
「うわ、紘子ちゃんに注いでもらえるの?ダブルで嬉しい」
「親父、今日は酔いが回るの早いかもな」って京ちゃんも茶化してる。
「じゃ、親父が酔っちゃう前に話しておきたい事があって」と切り出した。
ご両親も乾杯しようとしていた手を下げたので「まずは乾杯してからで良いんじゃない?」と言って乾杯だけ皆でした。
「何よ、改まって、変な子ね」
この空気感、やっぱりドキドキする。
いくら顔の知れた仲だとしても久しぶりに会うんだしソワソワしちゃう。
「あのさ、今日連れてきたのは親父たちが会いたいって言ってくれたのもあるんだけど、その前にちゃんと報告させて欲しくて連れてきました」
隣で緊張してるのが伝わってくる。
お二人はどんな顔をするんだろう。
「俺、今、小田切紘子さんと結婚を前提にお付き合いしてます」
「え?」って思わず京ちゃんを見て「あっ」とご両親に視線を戻した。
背すじがピンとして固まる。
ただのお付き合いしてます宣言だと思ったよ。
まさか結婚考えてるなんてびっくりした。
いや、嬉しいけど。
それ以上に驚いているご両親は私たち二人を交互に見て、第一声は京ちゃんママの「ダメよ!」だった。
その場の空気が一瞬で凍りついたと思う。
「そうだよ、ダメだ」とパパさんも続く。
想定外のリアクション過ぎて今度は私たちがフリーズしてしまう。
「な、なんで!」って京ちゃんが反発したらご両親が私に向かって言ってくださった。
「紘子ちゃん、考え直した方が良いわ、悪い事言わないからこんなバカ息子じゃダメ!透真くんみたいにしっかりした大人の男を選びな?まだまだなんだから京太郎は」
「そりゃ嬉しいよ?紘子ちゃんが俺たちの娘になるなんて、でも紘子ちゃんならもっと良い男が居るよ」
なんとまぁ、恐れ多い言い分だった。
しかも透真くんの名前も出てきて本人はニヤニヤしてるし。
京ちゃんは隣で不貞腐れてる。