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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第1章 【Chapter1/再会】
美登里の方をチラッと見ると楽しそうに囲まれて飲んでる。
テーブルの下で手を握ってきたから慌ててトイレに立った。
「ごめんなさい、ずっと我慢してて…お手洗い行ってきます」
正直、気持ち悪い。
ワンチャンだとか思ってるか知らないけれど、今すぐタクシー乗って帰りたい。
でも美登里置いていくわけには。
とりあえずメールで(そっちはどう?収穫あり?こっちはナシ)とだけ送っておいた。
しかも女子トイレ使われてるし。
個室入って思いっきり素に戻りたいのに。
帰りたいのに帰れないのは地獄だよー!
席戻ったらまたあの人に絡まれるんだろうな。
しつこく連絡先聞いてくるけど誤魔化すのもそろそろ限界。
「……もしかして、紘子?」
女子トイレ前の細い通路で声を掛けてきた若い男性。
何で私の名前……知ってるの?
この場には珍しいゆったりめのドルマンシャツのセットアップだ。
髪も黒髪でマッシュショートでかなりのオシャレさん。
「えっと……どなたでしょう?」
クソしつこく飲まされたからちょっと頭がボーッとしてるけどちゃんと歩けるしそこまで酔ってない……けど、なかなか思い出せないでいるとプハッと笑ってみせた顔で懐かしさが蘇る。
「酷いなぁ、もう忘れたの?昔あんなに一緒に遊んだのに」
「えっ!?あの、もしかして京太郎くん!?京ちゃん!?」
「お、やっと思い出したか、そうそう、俺、京太郎」
えっと、確か本田京太郎くん。
昔、近所に住んでて小学3年生の夏休みまではよく一緒に遊んでた。
結構泣き虫だった記憶があったけどこんなに格好良く成長してたなんて!
背も凄く高くなってる。
「元気してた?ていうかよくわかったね?私、そんな変わってないかな」
「俺はすぐにわかっちゃうの、紘子センサーは常にオンだから」
「ハハハ、何それ」
「あれ?紘子はお友達と飲んでるの?俺も混ざって良い?」
「えっ!?あ……それはやめといた方が良いかな」
「そうなの?残念、あ、じゃ、連絡先教えてよ、また会いたいし」
何なの、このスマートさ。
ていうか京ちゃんのグイグイさは全然良い。
むしろ不快感が全く無い。