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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第3章 【Chapter3/溺れていくカラダ】
けたたましい音楽が鳴り響く朝。
アラームだと勘違いした私は枕元の携帯を寝ながら探す。
「ん……あ、もしもし、あぁ、俺……うん」
隣でモゾモゾしながら携帯で話し出す声。
あぁ、透真くんの携帯か。
そうだ、泊まったんだ。
もう朝か。
ガバッと起き上がり辺りを見渡す。
え、時計ないよ此処!
必死に携帯探すもトントンされて透真くんを見ると私の携帯を持ってて渡してくれた。
そして話してる通話画面を見せてくれてドキッとした。
画面に表示されていた通話相手は京ちゃんだったから。
シーッとジェスチャーされてパンツ一丁の透真くんは適当に相槌を打ちながら立ち去る。
え、どうしよう。
完全にクロだよ。
床に散らばる下着を拾って身につける。
シャワーは夜中に浴びた。
一度帰る時間はあるから急いで着替えた。
昨日、何の連絡もなしで帰ってこなかったから心配しての連絡だったみたい。
京ちゃんらしい。
腕時計を着けていると後ろから抱き締められて。
「バレたかと思った?大丈夫、上手く誤魔化したから、家まで送るよ」
私の携帯にも連絡はあった。
疲れて寝落ちしちゃったとお詫びのメールを送ろうとしていたら「悪い子だね」と熱いキスで止めてくる。
送信ボタンを透真くんに押されてテーブルに置かれた。
「まだ俺の時間だよ?他の男の事は考えないで」と追い打ちキス。
朝帰りなんて何年ぶりだろう。
一緒に居たのは彼氏じゃない。
本当、透真くんの言う通り。
いつからこんな“悪い子”になっちゃったんだろうね。
「忘れないうちにまた会いに来るから」
別れ際、透真くんはそう言い残した。
この後、どんな顔して京ちゃんに会うの。
一番ベタな言い訳で残業時間を偽った。
定時で上がれても嘘をついてしまう。
電話で声を聴いた時は緊張すらした。
ゆっくりゆっくり一人で帰る夜。
マンションの入口で待ち伏せしている人影に脚が竦んだ。
パッと前に現れてニコニコしている彼は「遅いよ、毎日こんな時間?女の子なのに」と膨れっ面。
「え…?いっくん、どうしたの?」
「サプライズってやつ?もうそろそろ良い頃かな〜って思って」