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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第3章 【Chapter3/溺れていくカラダ】
1つ歳上のいっくんは何でも話せる同士みたいな存在だった。
更に一歩近付いて「あれ、肌荒れてる?夜更ししてんだろ?」と昔から一言多いデリカシーのなさがたまにキズ…なんだけど。
ヤンチャな感じのいっくんは白のパーカーにオーバーオールを腰巻きにして、赤のコンバーススニーカーと古着っぽいオシャレさん。
キャップ帽も反対向きに被ってるから顔を近付けてきても邪魔にはならない。
「荒れてるんだったら見ないでよ」
プイッと離れたらわざと覗き込んできて手を合わせて謝ってくる。
ていうか、アレ以来だから顔合わせ辛いのにいっくんはあっけらかんとしている。
悩んでたのって私だけ!?
それもそれで腹立ってくるんだけど。
「で、なに?何か用?」
「え〜入れてくれないの?お家に」
「は?なんで?」
「そんなぁ……ずっとずっと待ってたのに」
「連絡くれれば良かったじゃない、何のためのLINEよ」
「言ったでしょ?サプライズだって」
「え、何の?」
「そろそろ会いたかったでしょ?俺に」
「じゃ、お疲れ」
「ちょ、ちょいちょい!待ってよ、俺たちの仲じゃん」
「いや、デリカシーのないいっくんは入れてあげません…っ」
「お願いお願いお願い…!」
何て意味のないラリーを繰り返してるんだろうとお互い目が合って笑った。
「たまにはサシ飲みしようよ」とコンビニ袋の中にたくさんのお酒とおつまみ。
「あ……でも京ちゃんが」って言う私の頬をプニッと抓るの。
「大丈夫、京太郎も今は仕事忙しいみたいだから連絡も夜遅いでしょ?その時はちゃんと静かにするし」
え、それって何か2人で悪いことしてるみたいな……って思ってるうちから手にしていた鍵で開けられて中に入っていった。
「え、ちょっと待って、京ちゃん合鍵持ってるよ?来ちゃうかも」
「俺がいきなり押し掛けて飲んでるって事にすれば良いじゃん、実際にそうだし、気にしない気にしない、俺はマジで紘子と飲みたいの」
鼻歌なんて歌っちゃって「俺にも合鍵ちょうだいよ」ってイーダとしか返しようがない。
「着替えるから適当に座ってて」
「あいよー」