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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第4章 【Chapter4/抑えきれない欲情】
ダメだ、完全に酔っ払ってる。
そんなやり取りに周りもクスクス笑われて大人しくお店を出る事にした。
うーん、どうしたものか。
遼ちゃんもあのシェアハウスなんだよね。
とりあえず透真くんでも連絡入れるかな。
「ヤダ」
「え?」
「紘子、俺の事帰そうとしてるでしょ」
「え、でも……」
「紘子の家からの方が職場近いもん」
距離的にはそうだろうね。
私の会社近くだし……うん、でもさ。
「コレ、使ってメイクもしたい……家行こう?」
「いや、さすがに家は……」
「もっと紘子と一緒に居たい」
酔っ払いのくせに。
酔っ払いだからたちが悪いのか。
「ダメなの?」って甘えてこないで。
さっきのキスも覚えてないとかだろうな。
ここで流されたらまた同じ繰り返し。
「さっきのキス嫌だった?ごめん、あまりにも可愛くて衝動的に……京太郎居るのにごめん」
ちゃんと記憶はあるのね。
だったら尚更恥ずかしいよ。
何事もなかった感じで合わせてたけど。
「いや、でも今日は…」
今日は帰ろうと言おうとしたら背後から走ってきたバイクが横切った時に大きな水溜まりに入りバシャッと2人して服にかけられてしまった。
プハッと2人して笑い出す。
「漫画かよ!」って。
本当にこんな事ってあるんだ。
急いでタクシー拾おうとしたけどなかなか捕まらなくて。
ちょっと歩いた先にあるホテル街まで来てしまった。
これもありがちなシチュエーション。
踵を返そうとしたけど私の手を握って動かない遼ちゃん。
「いや、ダメだからね!?絶対無理、入らないから」
例え中で何もなかったとしても、入ったら終わりだと思ったから。
これ以上、京ちゃんを………
裏切れないって思った瞬間にバックハグからの顎クイキス。
「わかった……でも寒くなってきたから紘子の家寄っていい?風邪ひいちゃう」
「…………わかった」
冷えた身体を温める為にシャワーを貸すだけ。
濡れた服は洗濯して乾燥機かけて乾くまでの時間、一緒に居るだけだよ。
それ以上は何もない。
遼ちゃんだよ?
私が本気でシャットアウトすれば絶対何も出来ないはず。