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幼なじみとSEX×5 〜ダメだとわかりながら抗えないカラダ〜
第5章 【Chapter5/蝕まれていくカラダ】
「どう?最近、彼ピとは」
職場の昼休み、同期の美登里がお弁当を食べながら聞いてくる。
同時に携帯にメッセージが届いて見ながら「どうって?」と返す。
(風邪ひいた、会社休んだ、今週末は会わない方が良いね、移すといけないから)
「え、やたら綺麗になったし、今日は珍しくお弁当じゃないから毎日お盛んなのかなって、エヘヘ」
メッセージは京ちゃんからだった。
美登里の言う通り、いつもは自分のお弁当なんだけど最近、時々テイクアウトのサンドイッチに頼ってしまっている。
「たまに寝坊しちゃうんだよね、アラーム無意識に消しちゃってるやつ」
「あぁ、それ私もたまにやっちゃう」
「でしょ?2回目に起きた時の絶望感ね」
まぁ、幸い遅刻した事は一度たりともないけど重い腰を引きずって支度するのはちょっと最近キツくなってきている。
美登里が指摘するようにこの寝坊はまさしく性行為によるものだ。
「お、美味そう、一口ちょうだい」と割って入ってきたのは一旦帰社した営業の蒼介、こちらも同期だ。
私のサンドイッチをひとつ取って一瞬で食べてしまった。
「ちょっと、それ一口じゃないじゃん」
全部食べ切れるかわかんなかったから助かったけども、こんな事はよくある事で3人は同期のよしみで仲が良い。
「メイクも変えた?何か透明感ヤバいよ」
これは遼ちゃんによる指導のお陰です。
気が付けば2キロ痩せてて今、めちゃくちゃ理想の体重なの。
メイクのノリも良いし、くびれも。
笑って誤魔化すけど鋭いツッコミを入れる蒼介の存在を忘れてた。
「へぇ、やっぱ彼氏の独占欲半端ないよな、めちゃくちゃ牽制されてんじゃん」
最初、何を言っているのかよくわかんなかったけど髪を除けてうなじらへんを見て言うもんだから美登里にも見られたけど改めて鏡で確認したら「えぇっ!?」と自分でも驚くほど大きな声が出た。
「彼ピ凄いね」と興奮する美登里。
「俺も一度会ったけどめちゃ睨まれてたわ」と蒼介。
髪を下ろしてて気付かなかったけど、うなじに大きなキスマーク……というより歯型?
絶対昨日のだ。
気を失いかけてヤられた記憶がある。