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縛られたい
第1章 まずはパソコンから始めよう〜まりあ
(何言ってるのかさっぱり判らない)


色々な横文字や数字を羅列する店員さんの顔を見ながら、
私は心の底から参っていた。


「普通のパソコン、ください」


そう言っただけなのに、
ずっと話し続けてる。

まるでロシア語。
何も理解出来ない。


ふと見ると、
私の斜め後ろで、
同じような目に遭っているヒトが居た。


背は高いけど、
若干メタボ気味の、多分オジサン。


少しヨレっとしたチノパンにダンガリーシャツを着ている。
シャツはラルフローレンのモノだった。


(ちゃんとアイロン、掛ければ良いのに)



すっかり店員さんとの話が面倒になった私は、
もう一度、ゆっくり話をする。


「えっと、ノートパソコンで、
エクセルとワードとパワポが使えれば充分です。
画像の加工はしますが、
動画までは加工しないと思います。
複雑なことは出来ませんので、
エクセルとかがサクサク動く程度のヤツ、
どれがオススメかだけ、教えてください」


それを訊いて、
後ろに居たオジサンが続ける。

「私も、その程度のスペックのノートパソコンとモニター、
欲しいんだけど?
それと白黒のレーザープリンター」


私は声の方を振り返ってみる。
オジサンはそっと笑って、顎を掻いていた。


それで、同じノートパソコンを購入することになる。
私はシルバーのヤツにしたけど、
オジサンは黒いのを選んでいた。



店員さんが、
「良かったら無料のパソコンスクールのチケット、
差し上げますよ?
1ヶ月通い放題で、ここの隣のビルの2階です」と、
保証書と一緒に会員証みたいなものをくれる。


「自分のパソコンでも良いですし、
置いてあるパソコン使っても大丈夫ですよ」と説明をされた。



オジサンは、少し遅れてレジの処に来てから、
車に商品を運ぶらしかった。
私に軽く一礼をして店員さんと大きな箱を台車に積んで何処かに行ってしまった。


私はノートパソコンの箱を持って、
言われた隣のビルに行ってみることにした。

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