この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
縛られたい
第4章 優子さんの願い〜まりあ
ピンポーン…


「あっ。
ダスキンさんかな?
ちょっとあっちに行ってくるから」と阿部さんはドアの向こうに行ってしまって、
なかなか帰って来なかった。


私はユニットバスを確認して、
バスタブの中を軽く洗って拭いてから、
トイレ掃除もして床を拭いたら、
スッキリした気持ちになった。

換気扇を回しておいて、
キッチンも磨いた。

土日で使ってたらしいマグカップとかカップを洗い直して、
ペットボトルを洗ってラベルを剥がしたりキャップを別にまとめたりして、
ゴミ箱も片付けた。


阿部さんが戻ってきたので、
「ダスキンさんって?」と訊いたら、
2週間に1回のペースで、
水回り中心に掃除に来て貰ってるそうだった。


「ついでにアイロンも掛けて貰えば良いのに」と笑うと、

「えっ?」と言われた。


「せっかく素敵なシャツなのに、
クシャクシャなんですもの。
ハンカチもクシャクシャだから、
最初、独身なのかなって思いました」と笑うと、
顎を掻いて笑った。


「昨日、妻にもハンカチがクシャクシャだって言われた」

「阿部さん、泣いたんでしょ?」

「うっ…」

「優しいんですね?」

「そんなことないよ」

「仕事の合間にアイロンくらい、掛けますから、
こっちに持ってきてください?
アイロン、ありますよね?」

「うん」

「仕事の量、少ないですよ?
これじゃあ、遊びに来てるみたいですもの」と言うと、

「居てくれるだけで良いんだけど。
なんかさ、話をしてるだけでも。
こんなに、笑ったりすることもなかったから」と言われてしまう。


「話をするだけなら、
こんなにたくさん、時給頂けないですよ?」
と言うと、

「じゃあ、もっとこき使おうかな?」と阿部さんは笑った。
/187ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ