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縛られたい
第8章 公開プロポーズ〜まりあ
月曜の朝、ゴミ出しをした時のことだった。
先にゴミ出しをしていた中年女性2人に、
「おはようございます」と声を掛けてゴミを出して戻ろうとすると、
後ろから声を掛けられる。
「あの…あなた、阿部さんの処の…?」
「あ、家政婦兼事務員の渡辺と申します。
優子さんの葬儀告別式にご参列くださいましたよね?
その節はありがとうございました」と頭を下げると、
2人は顔を見合わせて頭を下げると、
思いもよらないことを口にした。
「あの後…ゆりあちゃんがその…、
レイプされたんですって?」
「はっ?」
「大変だったわね。
お父さんが留守中にですって?」
「それ、どなたから聴いた話ですか?」
「誰って…。
誰だったかしら?
なんか、噂になってるわよ?」
「それ、根も歯もないデマですので、
それ以上、お話されるの、
辞めていただけますか?
他の方にもそのようにお伝えいただけると…」
「あら、なんか、
救急車とかパトカーも来ていたって聞いたけど?」
「そうだとしても、
他の方には関係ないことだと思いますけど?」
「近所で物騒じゃない?
関係ないこと、ないでしょう?」
「恐れ入りますが…、
そちらにはお子様、いらっしゃいますか?」
「ええ、居るわよ。
うちは男の子。
こちらは女の子よね?」
「でしたら、お判りになりますよね?
ご自身のお子様が被害者や加害者だったとして、
ご近所で真実とは違う噂話されるのって、
とてもお辛いことじゃないですか?
それに、ゆりあさんはレイプなんてされてませんので!
お子様達にはそんな話、
されてませんよね?
ゆりあさんや優斗くんの耳に入って、
不登校にでもなったら、
こちらとしてもアクション、起こさせていただきますよ?」と言うと、
なんなのよ?という顔で睨まれてしまった。
「アクションって…、
日本語に訳すと訴訟っていうことですよ?」と、
丁寧に教えて差し上げると、
更に喚き散らしてくる。
先にゴミ出しをしていた中年女性2人に、
「おはようございます」と声を掛けてゴミを出して戻ろうとすると、
後ろから声を掛けられる。
「あの…あなた、阿部さんの処の…?」
「あ、家政婦兼事務員の渡辺と申します。
優子さんの葬儀告別式にご参列くださいましたよね?
その節はありがとうございました」と頭を下げると、
2人は顔を見合わせて頭を下げると、
思いもよらないことを口にした。
「あの後…ゆりあちゃんがその…、
レイプされたんですって?」
「はっ?」
「大変だったわね。
お父さんが留守中にですって?」
「それ、どなたから聴いた話ですか?」
「誰って…。
誰だったかしら?
なんか、噂になってるわよ?」
「それ、根も歯もないデマですので、
それ以上、お話されるの、
辞めていただけますか?
他の方にもそのようにお伝えいただけると…」
「あら、なんか、
救急車とかパトカーも来ていたって聞いたけど?」
「そうだとしても、
他の方には関係ないことだと思いますけど?」
「近所で物騒じゃない?
関係ないこと、ないでしょう?」
「恐れ入りますが…、
そちらにはお子様、いらっしゃいますか?」
「ええ、居るわよ。
うちは男の子。
こちらは女の子よね?」
「でしたら、お判りになりますよね?
ご自身のお子様が被害者や加害者だったとして、
ご近所で真実とは違う噂話されるのって、
とてもお辛いことじゃないですか?
それに、ゆりあさんはレイプなんてされてませんので!
お子様達にはそんな話、
されてませんよね?
ゆりあさんや優斗くんの耳に入って、
不登校にでもなったら、
こちらとしてもアクション、起こさせていただきますよ?」と言うと、
なんなのよ?という顔で睨まれてしまった。
「アクションって…、
日本語に訳すと訴訟っていうことですよ?」と、
丁寧に教えて差し上げると、
更に喚き散らしてくる。