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縛られたい
第8章 公開プロポーズ〜まりあ
裁判のことも含めて、
夜、4人で眠る時に話をしていた。
阿部さんが心配そうに、
「辛くないの?
大丈夫?」と言う度に、
「辛いに決まってるでしょう?」と言って、
ギュッとして貰って、
「でも、それより、
悪人退治したいから!」と言って笑う。
「なんで、そんなに強いの?
俺の方が泣きそうになるよ?」と阿部さんが言うと、
「お父さん、それじゃ、
まりあさんを守れないでしょ?」と優斗くんが口を尖らせる。
「私もまりあさんみたいに強くなりたい!」と、
ゆりあさんが私に抱きついてくるので、
今度はゆりあさんをギュッと抱き締める。
「民事訴訟でね、
切り刻まれた服と下着の代金も入れてやったの!
あれ、凄く気に入ってたんだから!」
「下着、レースが綺麗だった!」
「そうよ?
イタリア製のだったんだから!」
「えっ?」と、
阿部さんが紅くなる。
「下着はね、
死ぬ程繊細でセクシーなヤツが好きだな。
ストッキングだって、
最高に良いヤツ、履いてたのに!!
服だってあれ、
一番良い黒服だったのよ?
シャネルのリトルブラックドレスだったのに、
台無しにされちゃった。
同じのは手に入らないのに!」
「プレゼント、しようか?」
「えっ?」
「良く判らないけど、
その、イタリア製のヤツ?
それとシャネルのリトルなんとか?」
「ゆりあさん、良く聴いておいて?
男性が下着をプレゼントするっていうのはね、
それを脱がせるのは自分だよって思ってるわけだから、
受け取るっていうのは、
それに対して『YES』って言ってることになるのよ?
あ、優斗くんにはまだ早い話かな?」
「えっ?
俺、そこまで考えてないよ?
綺麗なお気に入り、切り裂かれちゃったって言うから…」
「えっ?
下心とか、ないんですか?
それはそれで、
なんか、魅力的じゃないのかなって思っちゃいますよ?」と言うと、
阿部さんはかなり困った顔をして顎を掻いていた。
「ちなみに、口紅もそうなのよ?
口紅プレゼントされたらね、
キスでお返し貰えるから…って思う男性、居るから、
受け取る時に、この人にキスされるの嫌だなって思ったら、
『この色、好きじゃない』って突き返しちゃって良いのよ?」
「なんか、大人って大変だね?」と優斗くんが言うから、
みんなで笑ってしまった。
夜、4人で眠る時に話をしていた。
阿部さんが心配そうに、
「辛くないの?
大丈夫?」と言う度に、
「辛いに決まってるでしょう?」と言って、
ギュッとして貰って、
「でも、それより、
悪人退治したいから!」と言って笑う。
「なんで、そんなに強いの?
俺の方が泣きそうになるよ?」と阿部さんが言うと、
「お父さん、それじゃ、
まりあさんを守れないでしょ?」と優斗くんが口を尖らせる。
「私もまりあさんみたいに強くなりたい!」と、
ゆりあさんが私に抱きついてくるので、
今度はゆりあさんをギュッと抱き締める。
「民事訴訟でね、
切り刻まれた服と下着の代金も入れてやったの!
あれ、凄く気に入ってたんだから!」
「下着、レースが綺麗だった!」
「そうよ?
イタリア製のだったんだから!」
「えっ?」と、
阿部さんが紅くなる。
「下着はね、
死ぬ程繊細でセクシーなヤツが好きだな。
ストッキングだって、
最高に良いヤツ、履いてたのに!!
服だってあれ、
一番良い黒服だったのよ?
シャネルのリトルブラックドレスだったのに、
台無しにされちゃった。
同じのは手に入らないのに!」
「プレゼント、しようか?」
「えっ?」
「良く判らないけど、
その、イタリア製のヤツ?
それとシャネルのリトルなんとか?」
「ゆりあさん、良く聴いておいて?
男性が下着をプレゼントするっていうのはね、
それを脱がせるのは自分だよって思ってるわけだから、
受け取るっていうのは、
それに対して『YES』って言ってることになるのよ?
あ、優斗くんにはまだ早い話かな?」
「えっ?
俺、そこまで考えてないよ?
綺麗なお気に入り、切り裂かれちゃったって言うから…」
「えっ?
下心とか、ないんですか?
それはそれで、
なんか、魅力的じゃないのかなって思っちゃいますよ?」と言うと、
阿部さんはかなり困った顔をして顎を掻いていた。
「ちなみに、口紅もそうなのよ?
口紅プレゼントされたらね、
キスでお返し貰えるから…って思う男性、居るから、
受け取る時に、この人にキスされるの嫌だなって思ったら、
『この色、好きじゃない』って突き返しちゃって良いのよ?」
「なんか、大人って大変だね?」と優斗くんが言うから、
みんなで笑ってしまった。