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女たちは生きる
第5章 七 波
正樹は温かいです
波が泣いているとき
  怒っているとき
  戸惑っているとき
必ず 必ず 抱き締めてくれます
訳なんか聞きません
黙って傍にいてお茶を入れてくれます

そして必ず
「傍にいるよ」
って言ってくれます

波は堕ちているときがまともな気がするんだ

嬉しいとき楽しいとき
交感神経が踊りまくっている
ついて行けないよ!

エッチの盛り上がり方も尋常ではありません

しがないサラリーマンは
怖いんです
いつか必ず失態を犯して
クビ!になりはしないかと

だって!精根尽き果てるんですよ

午前中残念な男
午後がお前の朝か?
正樹はお先真っ暗

沢山のキャッチコピー頂けるの
最高!なわけあるか!

だからね 別れて!波ちゃん
俺が大事なら…

正樹……会社で辛い思いしてるんだね
この際会社やめよ~そして結婚しよう~
駄目だ!もはや宇宙の人になってる

波ちゃん俺のこと好き?

うん!大好き!

俺が泣いたら?慰める?
勿論!涙ふくよ

俺が風邪引いたら?
寝かす 看病する

俺が眠いって泣いたら
慰めるそして寝かす

俺が寝てたら?
静かにしている

俺が寝てるから起こさないでって言ったら?

その通り起こさない!

よし!録音した!

なんだ録音してくれたの?
有難う!

なんで?お礼?

正樹は優しい!正樹は温かい!

波のこと考えてくれてる!
そうだ!
正樹は優しい!
優しい正樹の話しは
ちゃんと聞いて約束守ろう!

出来る人手挙げて
ハイ!ハイ!ハイ!

波さん写真撮りました!

では正樹は眠いので寝ます!

ハイ!
では寝かしつけます!子守唄歌います

えっ!
正樹は眠いって泣いたらしか言ってない
だからね通常は寝かしつけるときは
子守唄歌います!

もう~いいよ!寝るから黙って!

了解!最初から言えばいいのに~

波は静かに原稿書きますね
ゆっくりお休み下さいね
では~goodnight ~正樹~

愛する人は正樹です。
あなたをいつも思っています。
泣きたくなるほど……愛しているのです!
 
 正樹あなたは私の命なんです。
だから……傍にいたいのです。

 真夜中に微かな響く音が波と正樹を隔てる。

ウトウトしている波にカフェオレの香りが纏わり付く。

「大丈夫か?」

「うん」

抱き締めてくれる正樹がいる。

ああ~やっぱり正樹は温かいのだ
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