この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
女たちは生きる
第2章  洋子
「玄関狭いから早く入って」
洋子はスーパーの袋を留美香から取り上げてキッチン台に置いた

「留美香どうした?上がりなよ」
「……れた」

洋子は着替えるため寝室に
入ろうとしていたが立ち止まり
「えっ?何聞こえない!」

ムッとした留美香はパンプスを脱ぎ捨て
こちらに突進してきた

ちょっとなになに!

洋子は辛うじて留美香を抱き止めると
そのまま床に尻餅を付いてしまった
「危ないって!馬鹿!」

泣いてる やばい泣いてるって事は
振られたのは確かだな

留美香をパジャマに着替させ
洋子は部屋着に着替えた

「とりあえず食べようか」
頷く留美香を座らせて
ローテーブルに留美香が買ってきた
お弁当やサラダおつまみを出した

「ワインで良い?」
「とりあえず」

とりあえず?飲む気満々かよ

怖い怖い!明日休みでよかった!

「ではお疲れさま でっ振られたって?」
こういう時はサクサク話しを進めるに限る
「……うん」
「いつ?理由は?」
「一昨日男が出来た」
あらきついね~
取られたの男性にねぇ

「どっちもいけたんだ 彼女」
「うん 私の前男だったから」
「まあ行っちゃたもん 仕方ない
次は留美香命の子と出逢う事祈る」
サバサバ行こサバサバね

「洋子さぁ やけにサバサバ為てる
泣きたくても泣けない!」
「泣いてよ 構わないから慰めるよ」
「泣けって言われても泣けない~」
確かにねそりゃごもっとも

仕方ない!痂自ら毟るか

「留美香さん私も二週間ぐらい前に
振られました 
あなたの仰る通り
最低男でした 
二股やられましたの
情けないの通り越し笑いました!」
黙って聞いていた留美香は
「無理するなよ 
空元気やめろ痂毟ってさ」
洋子はワインを一気に飲み干すと

「もう号泣は無いからさ」
と言いつつ鼻の奥がツンとするのを
誤魔化して笑ってみせた






/63ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ