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冬雪記
第2章 調教
 竹蔵は亜由美の手首を縛っている縄をつかんだ。

 わざと縄を下げ、首が絞まるようにする。

「ふ…… ぐふっ!」

 亜由美は苦しさに声を上げる。

「ははは、何て声を出しやがるんだ、奥さん」

 竹蔵は馬鹿にしたように笑う。

「とても人の声とは思えないね。潰された蛙だって、そんなみっともない声は出さないぜ」

 竹蔵は言いながら縄を下げ、亜由美の喉を絞める。

「ぐぇぇっ…… うふふふふぅぅぅ……」

 何とか呼吸をしようとする亜由美の喉がは発する音だった。

 竹蔵は罵るような哄笑を上げる。

「良いぜ、奥さん。その苦しそうな顔と、みっともなく惨めな声とがよう!」

 亜由美の意識が遠退きかける。

 竹蔵は縄から手を離した。

 一気に呼吸が出来るようなった。

 亜由美は反り返っていたからだを前倒しにし、滑らかな背中が蛍光灯に映える。

 ぜいぜいと喉を鳴らし、激しい呼吸が背中を波打たせている。

「生き返ったかい、奥さん?」

 竹蔵は半笑いの声で言う。

 亜由美は返事が出来ない。

「おい、訊いているんだぜ! 答えやがれ!」

 亜由美の背中に鞭が振られた。

 鋭い音が亜由美の背中で鳴る。

「ああっ……」

 亜由美は痛みでに背をくねらせる。

 背中にフラップが当たったままだ。

「奥さん。もう一度訊くぜ? 生き返ったかい?」

「……は、はい…… 生き返り、ました……」

「ははは、そうだ、そう素直に答えりゃ、痛い目に遭わねぇんだよ!」

 竹蔵は言うと、縄に手をかけた。

 今度は持ち上げるようにしたので、喉は絞まらなかった。

「さあ、オレの機嫌の良い内に、立ち上がるんだ」

 亜由美はよろける脚で立とうとする。
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