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第2章 回想

翌朝、女子大生たちは、女将さんにお昼のオニギリを頼んでおいて、山歩きに出掛けた……

女将さん～ありがとうございました……

良かったら、又 来てね……

ハ～イ、またいつか…

楓は、思い出していた……

ちょうど、あの子達くらいかしら…
緑風荘を初めて訪れたのは……

社会人になってからも、何度か緑風荘を訪れ、顔見知りになり、気が合うようになり……

いつしか、男と女の関係になり、ここに居座ることになったのだが……

主人とは、２０程も年の差があった……
旅行代理店に勤めていて、あちこち旅行をしていたのだ……
そんな中で、旅館の女将に憧れを抱いていた……
二人に子どもは、無かった……