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隠れ湯… 秘湯の女将
第3章 燃ゆる秋
いらっしゃいませ…


順次、予約のお客さんが、到着した……

老夫婦は、定年を過ぎ老後を楽しんでいる様子であった……

若者、二人は学生さんらしかった……

熟女五人組は、子どもが手を離れ、自分たちの時間を楽しんでいる様子であった……
40代後半であろうか……
それにしても、このグループは賑やかであった……

それぞれ、湯に浸かり癒された様子であった……

夕食は、若者二人と熟年主婦グループが、囲炉裏の間、老夫婦は、部屋食であった……

五人組は、相変わらず、賑やかにおしゃべりが尽きない……
ねぇ~ここ座ろ~
そうね、じゃあ、ここね……若者二人は、あっという間に主婦グループに挟まれた格好で、囲炉裏を囲んで丸くなった…
どうも、よろしくね……

若者は、ハイ、よろしく……すでに圧倒されていた……

あら~ビール飲んでるのね……

ハイ……


ねぇ、ねぇ、何貰う……
リーダー格の女性が、皆に聞いていた…
そうね~ ビール

ワイン……日本酒…それぞれ、好きな物を頼んだようであった……

じゃあ~ 乾杯~~
強引に二人の若者のグラスに合わせ、カンパイ、カンパイ……
やけに、嬉しそうであった……

両サイドを主婦たちに挟まれた若者は、わざと、膝を付けてくる主婦たち……
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