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第1章 奴隷妻としての生活

住まいは、郊外の平屋になります。
ご主人様と入籍した際に、新たに設計し立ててくださった新居です。
家の外に出ることは一度もありませんので、そこの住所がどこであれ香里には関係のないことですが。

間取りは、１LDKになります。
大きな一部屋は、ご主人様の寝室と調教部屋をマジックミラーのようなもので仕切ったもので、防音室になっています。
どれほど泣き叫んでも、外に聞こえることはありません。

マジックミラーのようなもの、と書いたのは、仕組みが良くわかっていないからです。
見えたり、見えなかったり、ボタン一つで変更されます。
音は、とてもよく聴こえるように設計されています。
つまり、ご主人様が他の奴隷様を寝室で調教されている様子を見ないといけない場合も、見てはいけない場合もあるのですが、音声はそのまま聴こえています。
見るのも辛いですが、見ないで妄想を膨らませるのも辛いという事をご主人様は理解されたうえで、使い分けられるのです。