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彼女に抱かれたい
第8章 一矢纏わぬ
スタスタと歩き始めた彼女を慌てて追いかけた。

どういう事なのか理解が追いつかず、下を向いたままマイの後ろをついて行く。
もしかしたら別れ話をされるのかと思ったが、やはりここはラブホテルで間違いなさそうだ。

この間のようにふわふわと夢のような気分での入室ではなく、重い空気に困惑しながら入室した。


部屋の中を見渡すと大きなXの字のようなものがあり、端には鎖のようなものが見える。

なんだ、これは?


前とは違う部屋に困惑していると
「座って」
と、ベッドへと促された。

言われた通りに座ると彼女に肩を掴まれ、勢いよく押し倒された。
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