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彼女に抱かれたい
第9章 失われるモノ、刻まれるモノ
「すっごい、なにこれ。糸ひいてるよぉ?」
彼女は先端から滴るカウパーを指ですくい取り、見せつけるように俺の眼前へと持ってきて、親指と人差し指を重ねては離す。
二つの指は透明の粘液が糸を引いていて、俺の淫欲を象徴しているかのようだった。
彼女は俺に見せつけるようにその指を舌で舐めとると
「なんか少ししょっぱい。
美味しいよ…サトシのガマン汁、ふふ。」
と妖しく笑う。

それだけでも爆発しそうな淫欲がさらに煽られるのに
「なぁに?そんな可愛い目で見つめて…」
と言いながら彼女は俺の首に両腕を絡ませ、脚を分身に擦り付けるようにしながら、頬や鼻、耳などを丁寧に舐め上げていく。

彼女の舌の動きに背筋はゾクゾクして身体はビクビクと反応してしまう。

声を抑えようと目を瞑ると、彼女に頬を掴まれた。

「なに?声ガマンしてるの?我慢しないでサトシの可愛い声、聞かせてよ。
ほら…舌出して?」

あぁ…舌を出せば啜られる…。
そうしたら、みっともない甘ったるい声が出てしまう。
それなのに…彼女の指示に逆らえない。
なぜなら俺はマイのモノだから…。


指示通りにゆっくり舌を出すと、待ってましたとばかりに強烈に啜られ、舌は彼女の口内へと吸い込まれた。
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